ホンダ ベンリィCD125(初期型)の記録

古いビジネスバイクに乗っている方、CD125初期型(1966年式~1969年式)に乗っている方に向けて情報発信していきます。記事の追加情報や、記事の中に間違いがあった場合には教えていただけると有難いです。

ワイヤー、ケーブル

古いバイクのワイヤー、ケーブルは経年劣化していて取り替えたくなるものの、なかなか交換部品が手に入りづらいですね。

なので既存のものを補修しながら使っている方も多いと思います。

 

ベンリィCD125(初期型)では全部で4本のワイヤー・ケーブルがあるので、それらの情報を書いていきます。

 

※記載しているワイヤー・ケーブルの寸法は、自分のCD125についていたものを測った数値です。

かなり大雑把な測り方ですし、それらが純正部品である保証もないので、あくまで参考でお願いします。

 

【メーターケーブル】

[パーツNo:44830-230-000(アウター)、44831-230-000(インナー)]

オークションや海外通販で純正部品も手に入れられますが、長ささえ合えば他車種のものでも使えるので、純正流用や社外品でもアリだと思います。

参考寸法:アウター全長710㎜、インナー全長730㎜

モンキーやエイプ用で売られている社外品は長さも選べるので、合いそうなものを見つけやすいです。

 

【フロントブレーキワイヤー】

[パーツNo:45450-230-030(セミアップハンドル用)、45450-237-681(アップハンドル用)]

セミアップハンドル用のものは「インペックス・コーポレーション KIWAMI」で日本製のリプロ品が購入出来ます。

純正部品のデッドストックもオークションでたまに出てきています。

参考寸法:アウター全長990㎜、インナー全長1150㎜、タイコΦ7.8×10.3、レバー側アウターキャップ外径6.8

アップハンドルでセミアップ用のブレーキワイヤーを使うと、長さがギリギリでワイヤーガイドが結構引っ張られています。

 

【スロットルワイヤー】

[パーツNo:17910-230-030(セミアップハンドル用)、17910-230-040(アップハンドル用)]

インナースロットルなので、オークションや海外通販で手に入らずに他車種で流用出来るものを探すとなると、結構大変だと思います。

ですが構造が簡単ですし、市販の補修用スロットルワイヤーや自転車用ブレーキワイヤーをベースに、真鍮棒で作ったタイコをハンダでつけて自作、というのも比較的やりやすかったです。

セミアップ用をアップハンドルで使っても、取り回しを変えれば少し短いなと思う程度で普通に使えています。

参考寸法:アウター全長850㎜、インナー全長900㎜、スロットル側タイコΦ5.6×4.3、キャブ側タイコΦ6.0×8.4、アウターキャップ(両側共通)外径5.8、インナー線径1.6

 

クラッチワイヤー】

[パーツNo:22870-230-030(セミアップハンドル用)、22870-230-060(アップハンドル用)]

セミアップハンドル用のものは「インペックス・コーポレーション KIWAMI」で日本製のリプロ品が購入出来ます。

純正部品はオークションでもあまり見ない気がします…。需要が多くて(クラッチワイヤーが一番消耗する印象があります)、もうあまりデッドストックが残ってないんでしょうか?

こちらもセミアップ用をアップハンドルで使っても、取り回しを変えれば問題ないです。

参考寸法:アウター全長955㎜、インナー全長1060㎜、レバー側タイコΦ8.1×10.4(プラキャップ込)、エンジン側タイコΦ4.0×4.8/Φ5.7×5.3、アウターキャップ(レバー側)外径7.0、インナー線径2.1

 

こうしてみると、まだまだ部品手に入りますね。

ですがワイヤー・ケーブルはまだ補修して使えていたとしても、比較的安価に手に入るうちに交換(あるいは交換部品の確保)をしておくのが良いと思います。

最悪手に入らなくなっても一から製作してもらうことも可能ですが、結構な値段になることもありますし…