CD125初期型のマフラーは水が溜まりやすい構造と経っている年数もあり、車体についているマフラーも、中古としてパーツ単体で売られているマフラーも、状態の悪いものが多いです。
状態が悪いとしてもただ錆やヘコミがあるだけならいいのですが、大きな穴が空いていると補修も不可能になってくるので、別のマフラーを入手する際の情報を書いていきます。
【純正マフラー】(右:18300-230-010、左:18400-230-010)
状態は様々ですが、オークションで常にいくつかは出品されています。(2024年現在)
新品もしくは新品同様もたまに出品されますが、そこそこ高価(片側20000円~)になることが多いです。
純正同形状のリプロ品も以前は出回っていたようですが、今となっては気軽に買えるところはなさそうです。
同型エンジンのC92のマフラーなど一見流用できそうな車種もありそうですが、CD125初期型はマフラーとステップバー、ブレーキペダルなどのクリアランスが厳しく、おそらく流用できる車種はほぼ無いと思います。
(同じフレーム、同じエンジンのCS125くらい?)
【社外マフラー】
一応「CD125」用として売られている海外製のサイレンサー(以下、社外サンレンサー)が複数あるのですが、「CD125初期型」につけられそうなのは、下の写真のものだけかと思います。
「つけられそう」とは言ってもポン付け出来るということではなく、それなりに加工は必要になります。だいたい、
・エキパイがないので純正マフラーを切開して取り出して使用する。
(当然純正マフラーは使えなくなります。)
・社外サンレンサーのエキパイが入る部分の内径が結構大きいので、エキパイにアルミテープを巻くなどして調整する。
・ステーをそのまま車体につけるとサイレンサーが車体に干渉するので、オフセットするステーを作成する。
といったところです。
現物合わせでそれなりに頑張らないと付けられないですが、大手術が必要なくらいまではいかないかと思います。
あと排気音についてもちょっと触れておきます。
純正マフラーの音はYoutubeでホンダコレクションモールが公開している動画で聞けますが、如何にも実用車な静かな感じです。
ただ、これは純正マフラーでもディフューザーパイプ(18310-001-050)が入っている状態なので、外すと全体的に音量が増して360°クランクのツインらしいいい音が聞こえてきます。
また、上で紹介した社外サイレンサーは、ほぼ直管構造なせいか2本のサイレンサーの排気音が共鳴して、まるで空冷四気筒のような排気音でとても気分が良かったです。
最後に、マフラー交換する際に使用するガスケットは純正以外に「キタコ エキゾーストガスケット H-10 70-963-11010(XLR250R/XR250R/エイプ50/100等)」が使用でき、入手性もいいのでオススメです。