ホンダ ベンリィCD125(初期型)の記録

古いビジネスバイクに乗っている方、CD125初期型(1966年式~1969年式)に乗っている方に向けて情報発信していきます。記事の追加情報や、記事の中に間違いがあった場合には教えていただけると有難いです。

マフラー

CD125初期型のマフラーは水が溜まりやすい構造と経っている年数もあり、車体についているマフラーも、中古としてパーツ単体で売られているマフラーも、状態の悪いものが多いです。

 

状態が悪いとしてもただ錆やヘコミがあるだけならいいのですが、大きな穴が空いていると補修も不可能になってくるので、別のマフラーを入手する際の情報を書いていきます。

 

【純正マフラー】(右:18300-230-010、左:18400-230-010)

状態は様々ですが、オークションで常にいくつかは出品されています。(2024年現在)

新品もしくは新品同様もたまに出品されますが、そこそこ高価(片側20000円~)になることが多いです。

純正同形状のリプロ品も以前は出回っていたようですが、今となっては気軽に買えるところはなさそうです。

車種不明で出品されていたりするので、大変ですが画像を見て形状で探すと見つかったりします。

形状の似たマフラーが結構あるので注意です。

同型エンジンのC92のマフラーなど一見流用できそうな車種もありそうですが、CD125初期型はマフラーとステップバー、ブレーキペダルなどのクリアランスが厳しく、おそらく流用できる車種はほぼ無いと思います。

(同じフレーム、同じエンジンのCS125くらい?)

エキパイとエンジン自体も結構近いです。

 

【社外マフラー】

一応「CD125」用として売られている海外製のサイレンサー(以下、社外サンレンサー)が複数あるのですが、「CD125初期型」につけられそうなのは、下の写真のものだけかと思います。

ステーの形状違いのものがあるので注意です。

ステーの形状違いのものがあるので注意です。

左側のみにスタンドがあたるゴムが取り付けられるようになってます。が、そのままではサイドスタンドもセンタースタンドも当たらないので対策が必要です。

社外サンレンサーのメーカーロゴ

「つけられそう」とは言ってもポン付け出来るということではなく、それなりに加工は必要になります。だいたい、

 

・エキパイがないので純正マフラーを切開して取り出して使用する。

 (当然純正マフラーは使えなくなります。)

純正マフラーは赤線の位置あたりまでエキパイが入っているので、グラインダー等で周りを切ってエキパイを取り出します。

・社外サンレンサーのエキパイが入る部分の内径が結構大きいので、エキパイにアルミテープを巻くなどして調整する。

 

・ステーをそのまま車体につけるとサイレンサーが車体に干渉するので、オフセットするステーを作成する。

 

といったところです。

現物合わせでそれなりに頑張らないと付けられないですが、大手術が必要なくらいまではいかないかと思います。

なかなかスタイリッシュな見た目になります。

 

あと排気音についてもちょっと触れておきます。

純正マフラーの音はYoutubeでホンダコレクションモールが公開している動画で聞けますが、如何にも実用車な静かな感じです。

ただ、これは純正マフラーでもディフューザーパイプ(18310-001-050)が入っている状態なので、外すと全体的に音量が増して360°クランクのツインらしいいい音が聞こえてきます。

また、上で紹介した社外サイレンサーは、ほぼ直管構造なせいか2本のサイレンサーの排気音が共鳴して、まるで空冷四気筒のような排気音でとても気分が良かったです。

ディフューザーパイプ

 

最後に、マフラー交換する際に使用するガスケットは純正以外に「キタコ エキゾーストガスケット H-10 70-963-11010(XLR250R/XR250R/エイプ50/100等)」が使用でき、入手性もいいのでオススメです。