ホンダ ベンリィCD125(初期型)の記録

古いビジネスバイクに乗っている方、CD125初期型(1966年式~1969年式)に乗っている方に向けて情報発信していきます。記事の追加情報や、記事の中に間違いがあった場合には教えていただけると有難いです。

インナースロットル

現在のバイクはスロットルが巻き上げ式なのに対し、ベンリィCD125(初期型)はじめ70年代以前のバイクは「インナースロットル」であることが多いです。

巻き上げ式がスロットルワイヤーを直接巻き上げてスロットルケーブルを引っ張るのに対して、インナースロットルだとスロットルパイプ内のスパイラルガイドでスライダーを動かすことでスロットルケーブルを引っ張ります。

言葉で説明するより見た方が分かりやすいですね。

溝のついたスライダーが、スロットルパイプ内のスパイラルガイドによって動かされ、ケーブルを引っ張ります。

見づらいですが、スロットルパイプ内に螺旋状のガイドが付いています。

ケーブルがハンドルの中を通るので、ハンドル周りがスッキリしていいですね。

このインナースロットル、摺動部が多いので動きが重く、スロットルを捻った状態から手を放しても元に位置になかなか戻りません。
なので簡易クルーズコントロール的な使い方が出来たりします。(危ないですが)

 

一応、しっかりメンテした直後は巻取り式と同じように捻った状態から放せば元に戻りますが、1日も走ると元の重い動作に戻ってしまいます…。

スライダーとスロットルパイプ、ケーブルに使うグリスやオイルを変えてみたり、量を変えてみたり(多いと抵抗になります)と色々やってみてはいますが、なかなか正解がないです。

 

それぞれのパーツを磨いたりも含めて、地道に抵抗減らしていくしかなさそうです。