ホンダ ベンリィCD125(初期型)の記録

古いビジネスバイクに乗っている方、CD125初期型(1966年式~1969年式)に乗っている方に向けて情報発信していきます。記事の追加情報や、記事の中に間違いがあった場合には教えていただけると有難いです。

オイル交換について

一般的なオイル交換の作業方法について書いてもしょうがないので、ベンリィCD125(初期型)固有のことを書こうと思います。

(画像は取扱説明書から抜粋しています)

 

・指定オイル

オイルは鉱物油でも全合成油でも何でもいいと思います。

「全合成油だとオイル漏れする」「鉱物油ならオイル漏れしない」ということも自分はなかったです。

粘度は10W-30だと真夏で40℃近いとき流石に怖いので、10W-40をよく入れてます。

オイル漏れ改善を狙って試しに20W-50の鉱物油を入れてみたことがあるんですが、変わらずオイル漏れするしエンジンの回転上昇がモッサリだし始動性悪いしで、一回でやめました。

 

・オイル量

オイル量は1L入れてだいたいレベルゲージの真ん中より少し下くらいです。

 

※2024/3/25追記

CD125はエンジンのバルブガイドにシールがない(排気のみあるものもある)のでオイルを消費します。

自分の車両だと1000km走って100ccほど減るので、それを見越して1.1L入れるようにしています。

 

・交換時期

結構早めです。

バルブステムシールがなく(エンジン番号によって、ある場合もあります)、ピストンリングのオイルリングが1つだけなので、オイル劣化が早いことを見越してなんでしょうか?


・ドレンボルト

ドレンボルトがM22なので、ドレンワッシャが買えるところが意外と少ないです。

マグネット付きM22ドレンボルトにしたい場合は、ドゥカティに一部M22の車種があるのでそれらの車種向けに売られているものが使えそうです。

 

・遠心式オイルフィルター

カブ系エンジンのような遠心式フィルターがCD125にもあります。

エンジン右側(クラッチ側)の「HONDA」と書かれているカバーを外すと取り出せます。

(嵌ってるだけですが、掴むところが無いの取り出しづらいです)

1000kmでも結構スラッジが溜まるため、オイル交換毎に清掃がいいと思います。

上記のカバーにOリングがついていてガスケットは無いので、気軽に取り出せます。

ちなみに、フタをとめるM4×16皿ネジは旧JIS(M4P0.75)の場合があり注意が必要です。

ナメた時にネジを交換しようにも、手に入るところがかなり少ないです…。

 

こんなところでしょうか。

あとは、レベルゲージの手で回す部分がアルミ製なので、エンジンが熱い時は火傷に注意してください。