ホンダ ベンリィCD125(初期型)の記録

古いビジネスバイクに乗っている方、CD125初期型(1966年式~1969年式)に乗っている方に向けて情報発信していきます。記事の追加情報や、記事の中に間違いがあった場合には教えていただけると有難いです。

セレン

現代のバイクではレギュレータ(レギュレートレクチファイア。「交流から直流への整流」+「電圧制御」)がついていますが、ベンリィCD125(初期型)は時代的に整流のみ行うセレン(セレニウムレクチファイア)が付いています。

セレンはプレスフレームの中に取り付けられているため、何かあった時、取り出すのはなかなか大変です。

フレーム内部の左側についています。

セレンを外すときは、キー側のカバーを外した中にあるカプラを外して、

バッテリー近くのこの隙間を広げて取り出します。

なので予防と今後の直しやすさも考えて、セレンからブリッジダイオード(セレンと同じく、交流から直流に整流する素子)への変更と、設置場所の移動がオススメです。

ブリッジダイオードにすると故障の可能性が下がる(単に新品なので)上に、大分小さくなるので取付取外しのし易い所に設置できます。(結構熱を持つので、風通しのいい所がいいと思います。) 

左がセレン、右がブリッジダイオード。だいぶ小さくなります。

ヒートシンクをつけて、シート下あたりに付けています。

セレンからブリッジダイオードへの変更はこの年代のバイクでは共通して行われていることなので、「どのブリッジダイオードを使ったらいいか」「配線やカプラはどうしたら良いか」については、より詳しい方のサイトを探してみてください。